「検索してもヒットしない…」その原因、”表記ゆれ” かもしれません
システム開発者やWeb担当者、ECサイトの運営者にとって、日々頭を悩ませる問題の一つが「データの不整合」です。
特に日本語データは厄介です。
スマホとスマホABC-123とABC-123東京都 千代田区と東京都 千代田区
これらのデータは、人間にとっては同じに見えますが、システム上はまったくの別物として扱われます。その結果、顧客データが二重登録されたり、検索で必要な情報がヒットしなかったり、最悪の場合、集計ミスで経営判断を誤る原因にもなりかねません。
この記事では、なぜこの「表記ゆれ」が危険なのか、そしてRakuToolsの「表記ゆれ正規化ツール」を使って、この問題を一瞬で解決する方法を解説します。
なぜ「表記ゆれ」は危険なのか?
「表記ゆれ」が引き起こす主な問題は以下の3点です。
🚨 問題1: データベース(DB)の汚染と重複
最も深刻な問題です。例えば、顧客リストに以下の2つのデータが存在したとします。
タナカ タロウ(全角スペース)タナカ タロウ(半角スペース)
システムはこれを別人と判断し、DMを二重に送ってしまったり、ポイントが分散してしまったりします。住所データも同様です。「1-1-1」と「1-1-1」が混在すると、名寄せ(データクレンジング)作業に膨大なコストがかかります。
🚨 問題2: 検索機能の無力化
ECサイトや社内システムで、「ハイフン」と入力しても「ハイフン」や「ー(長音符)」が混在していると、正しい検索結果が得られません。ユーザーは「このサイトは使えない」と判断し、離脱してしまいます。
🚨 問題3: 認証エラー
システムへのログインIDやパスワード登録時に、ユーザーが意図せず「全角英数」で入力してしまい、ログインできなくなるケースも頻発します。
手作業はもう不要!RakuTools「表記ゆれ正規化ツール」
これらの問題を解決するのがデータクレンジング(正規化)です。しかし、Excelや手作業でこれを行うのは非効率的で、ミスも発生しやすいです。
そこで、rakutools.netが提供する「表記ゆれ正規化ツール」の出番です。
このツールは、すべての処理がブラウザ内で完結(JavaScriptのみで動作)するため、サーバーにデータを一切送信しません。顧客情報や住所録など、機密性の高いデータも安心して正規化できます。
実践!ツールを使った3ステップ正規化
使い方は非常に簡単です。
ステップ1: テキストの貼り付け
正規化したいテキスト(CSVデータの一部、Excelの列、フォームの入力値など)をコピーし、入力エリアに貼り付けます。
ステップ2: オプションの選択
正規化のルールを選択します。
- 変換方向: 「全角 → 半角」を選択します。
- 変換対象: 「英数字・記号」と「カタカナ」をチェックします。
- 補助機能: 「全角スペースの半角統一」をチェックします。
(ここにツールのオプション選択画面のスクリーンショットを挿入すると効果的です)
ステップ3: 「正規化する」ボタンを押す
ボタンを押すと、入力エリアのテキストが一瞬で統一された形式に変換されます。
まとめ:クリーンなデータは「仕組み」で作る
データの表記ゆれは、放置しておくと必ず大きなトラブルにつながります。データ入力時や、外部からデータを受け取った際に、RakuToolsの「表記ゆれ正規化ツール」で一度クリーンナップする習慣をつけるだけで、将来的なコストを大幅に削減できます。
安全・無料で使えるこのツールを、ぜひ日々の業務にお役立てください。
